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中小企業のためのSNS活用術

見よう見まねでは難しいSNS活用

スマートフォンの普及とともにInstagramやTwitterなどのSNSが発達した昨今。多くの企業が集客や販路拡大のためにをSNS活用しています。ネット集客といえば、SNSでフォロワーを増やす、投稿を拡散させて注目度を高めるといったイメージされる方も多いのではないでしょうか。

無料で登録できるため一見手軽そうに思われるSNSですが、知識や戦略がないままなんとなく運用していても、集客を成功させるのは難しいものです。「他社の見よう見まねで投稿しているけれど、まったく反響がない」「どうやって影響力を上げればいいのかがわからない」という声も聞こえてきます。

SNSの運用は1万人、2万人と多数のフォロワーを獲得しなければならないように考えがちですが、最近では小規模なつながりから集客に成功している事例もたくさんあります。今回は、セミナー&研修.netの雲丹亀真穂講師による「SNS活用研修」をご紹介します。中小企業がSNSの運用で成功するためのポイントが詰まった講座です。

公務員→企業コンサルティングというキャリアを持つ人気講師が担当

「SNS活用研修」を担当する雲丹亀真穂講師は、テレビ局の報道部への勤務ののち、地方公務員として市役所での人事・採用業務に従事。2016年にライター業に転向し、その後は経営やマーケティングを学びながら起業コンサルティング業務を始めます。

雲丹亀講師の講座は、ただ知識を伝えるだけにとどまらず、さまざまな事例を取り上げるのが特徴です。ときには講師自身の経験や失敗談などをシェアすることもあり、受講者がより「自分ごと」として捉えられるように構成されています。

ネット集客のメリットとは?

施策に取り組む前に、ネット集客の特徴やメリットについて把握しておきましょう。

ネットならではの利点がたくさんある

ネット集客には、以下のようなメリットがあります。

  • アクティブユーザーが多い
  • 継続的に専門分野を発信することで信頼が得られる
  • 購入・来店時のミスマッチ軽減できる
  • 根強く、長期的なファンを獲得できる
  • 商品・サービスの直接購入につながる

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、購買行動や情報収集をネット上で行うユーザーが増えました。インターネットは、新たなお客様と出会うための一つのきっかけでもあります。

SNSの投稿やメッセージのやり取りを重ねるうちに、少しずつ相互理解を深められるところもネット集客の大きな魅力です。リアルで顔を合わせる場面でも、事前にある程度お互いの情報を知っているため「はじめまして」の緊張感を和らげてスムーズにコミュニケーションができます。

ネット上に小さなムラ(村)を作る

SNSを使った集客と言えば、数万のフォロワーを持つインフルエンサーを活用したマーケティング手法が有名ですよね。しかし、自社のアカウントをそこまでの規模に育てるためには時間や労力がかかりますし、インフルエンサーに依頼する場合は費用が発生します。

ところが近年は、フォロワー数が小規模なアカウントでも、やり方によって効率良く集客や販路拡大ができます。そのポイントとなるのが「遠くのフォロワーではなく、隣近所とネットを使って小さくつながっていく」つまり、ネット上に小さなムラを作ることです。

まずは、地域の企業やお店、または共通の趣味や価値観を持つ人々とつながり合うことで小規模のコミュニティを形成し、互いの理解を深めます。そのなかで情報交換をしたり、自分たちの商品を売買したりするうちに、ムラの人たちが今度は外に向けて発信してくれるようになり、少しずつ販路を拡大することができます。まずは、身近なところとつながりを持つことから始めてみましょう。

これまでは「ネット集客=新規・遠隔地のお客様」が主流でしたが、実はリピーターの獲得にも有効です。商品を購入したお客様へのフォローアップとして、オンラインの展示会や商品説明会を行うといった活用方法もあります。

低予算から始められるのもネット集客の魅力

顧客開拓するための行動の例として、以下が挙げられます。

  1. お店の看板、のぼり、ファザードを使ったアピール
  2. 既存顧客からの口コミ、紹介
  3. SNS運用
  4. HP運用やブログ、Googleマップの活用
  5. チラシやクーポンの配布
  6. タウンニュースや新聞への折込み
  7. プレスリリース、雑誌掲載、取材依頼
  8. インターネット広告への出稿
  9. グルメサイトへの有料登録
  10. 雑誌、新聞、情報誌の有料広告への出稿
  11. バス電車の交通広告やテレビCM、ラジオCMを使ったPR

番号の数字が大きくなるほど、かかる費用も高い傾向にあります。費用をかけずにスタートするなら「3.SNS運用」「4.HP運用やブログ、Googleマップの活用」はぜひ取り組みたいところです。

SNSとGoogleの違いとは

前述のように、SNSやGoogle社が提供するサービスを活用すれば、費用を抑えた集客が可能です。

  • SNS発信…ファンをじっくりと育てる
  • Google…ローカル検索をする人は何かしら目的があり、「即」実現できる場所を探している

ローカル検索の目的として、「近所にある美容院で髪を切りたい」「新幹線の駅近くで、時間を潰せるカフェを探している」「すぐに歯医者に行きたい」などが挙げられます。

SNSの集客を軌道に乗せるにはある程度時間がかかるため、Googleと併用することをおすすめします。なお、代表的なSNSであるInstagram、Twitter、Facebookには以下の特徴があります。こちらも、自社が活用しやすいものを選ぶことが大切です。

●Instagram:「興味」を起点につながりを作る
例)スイーツ好き、犬好きなど

●Twitter:「情報」の拡散に適している
例)スポーツの速報やトレンドを知る

●Facebook:Instagram、Twitterと比べると拡散力は低いが、コミュニティーのつながりが強い
例)色々な人とつながってお互いの情報を拡散する

SNS活用の第一歩におすすめ

ご紹介した雲丹亀講師のSNS活用研修は、「投稿内容を考える」「更新スケジュールを立てる」といった実践的なワークも交えながら行います。SNSやネットを使った集客に踏み出したいけれど、具体的に何をすればいいのか悩んでいる企業様におすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。

SNS活用研修の詳細はこちらをチェック