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メンター育成研修 〜新入社員へのメンタースキル向上〜

新入社員の相談役として成長を促す。
メンターとしての能力を身に着けよう。

ねらいと目的

  • メンターの役割を理解し、新人や後輩とのコミュニケーション、指導方法を習得します。
  • 傾聴・承認・質問を中心としたコーチングのスキルを学び、コミュニケーションの質を向上させます。
  • 信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルを学ぶことで、新入社員が相談しやすい環境をつくります。
  • 仕事のみに限らず、生活全般に関して相談しやすい環境をつくることで、メンタルケアにも繋がります。

特長

  • リーダーを長年経験し、実務に通じた講師がメンターの必要性とあるべき姿を解説することで、受講者の納得感を引き出します。
  • 新人・後輩の個性を理解し伸ばすために必要な分析眼を養うために、心理学の手法を利用します。
  • 先輩・リーダーとして新人・後輩の能力を引き出すために、コーチングの手法を応用します。
  • ロールプレイを多く取り入れた実践的な研修です。「わかる」ではなく、「できる」を目指した研修構成としました。

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カリキュラム

専任の研修アドバイザーがお客様のご事情を伺った上で、最適な研修プログラムや講師をご提案させていただきます。 以下は、新入社員トレーナーメンター育成研修の一例です。課題や状況にあわせて研修プログラムをカスタマイズすることも可能です。まずはお気軽にご相談ください。

1.5日コース

メンターの役割を理解し、新人や後輩とのコミュニケーション、指導方法に関するスキルを修得する

【1日目 午前】

オリエンテーション

  • 研修目的、講師自己紹介
  • 受講者のゴールの確認

メンターの役割

  • メンターとは
  • 自立型人材と依存型人材の違い
  • あるべきメンターの姿について考える
  • 自立型人材に育てるために必要なこと
  • メンターとして大切なこと

人材育成の考え方

  • ロールモデルになる
  • 信頼関係を築く
  • 支援と実践

【2日目 午後】

支援方法について

  • 傾聴の技術
  • 質問の技術
  • 教える技術

【3日目 午前】

支援方法について

  • フィードバックの技術

メンターとしての行動基準

  • 効果的な面談の進め方

ケーススタディ

  • 参加者の現場での課題を抽出
  • ディスカッション及び、グループコーチングの実施

アクション設定

  • メンター指導計画書を作成、発表

まとめ

  • ふりかえり/まとめ/質疑応答
メンターとは一体何でしょうか? メンターという言葉は古代ギリシアの叙事詩『オデュセイア』に登場する老賢者メントールの名が語源で、「師匠、信頼のおける助言者」を意味します。知識・経験豊かな年長者を「メンター」と呼び、組織内の若年者や未熟練者と定期的・継続的に交流し、対話や助言によって本人の自発的な成長を支援することを「メンタリング」といいます。
組織に新しく入った若年者、未熟練者は、経験が少ないために悩みを抱えがちです。一人で悩み続けると疲弊してしまいますし、そのまま放置すれば組織離れにも繋がります。年長者や熟練者がメンターとなって悩みを聞き、当人の成長を促すことで、個人だけなく、組織も成長します。メンターの存在が、新入社員の働きやすい環境を創り上げ、能力開発を促進します。
この研修では、メンターとして後輩の指導・育成にあたるために、大切な能力・必要な知識を学び、体験により習得していただきます。
Zoom等の会議システムを用いたオンライン研修にも対応いたします。初めてオンライン研修を検討している、オンライン研修についての不安など、まずはお気軽にご相談ください。
メンター育成研修 〜新入社員へのメンタースキル向上〜
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関連事例

Tips

傾聴のスキルの重要性

傾聴とは、何でしょうか? 「耳」を「傾」けて「聴く」、聴くことに専念することだと思われがちです。しかしながら、ただ話を聞いているだけの人に、延々と話し続けられる人はいないでしょう。傾聴とは、話を聴くだけでなく、適切なタイミングで相槌を入れ、効果的な問いかけをすることで、話を促します。話者が話しやすい空気をつくることは、思いの外難しいものです。話しやすさは、信頼関係の深さと比例しています。話しやすさを感じると、人は信頼を寄せやすくなるものです。真摯な態度で話を聴くことで、話者と聴者の間に信頼関係を深めます。信頼に裏打ちされた、話しやすい関係の中で想いが引き出されることで、意識している悩みだけではなく、潜在的な悩みや不満、望みや意欲など、深いところまで話者に気づきを促せる可能性を秘めています。つまり傾聴とは、話を聴くだけに留まらないのです。

傾聴は、話を聴く姿勢が重要になります。どんな話も素直な心をもって聴く、傾聴の姿勢を学ぶことは、メンターとして人間性を鍛えるための指針にも繋がります。これまでのリーダー像は、がむしゃらに後進を引っ張ってゆく、力強いリーダーシップであったかもしれません。しかしながら、そのようなリーダーシップでは、現場に直接触れているメンバー達の声を拾うことができず、多様化した現代に多く存在する、小さな声に耳を傾けることができません。取りこぼされた不満は、顧客であればクレームに繋がりますし、社員であればメンタル的な不調に繋がる恐れがあります。メンタルヘルスも重要な課題となっている今、メンバーの声を無視したリーダーシップは歓迎されません。組織をまとめ上げるためには、メンバーの信頼を集めること、そのためにもメンバー達の声を集められる能力がリーダーシップに重要になっています。  

コーチングで意欲を引き出し、能力を伸ばす。

コーチングとは、簡単に説明すると「対話を重ねる中で、相手が答えを導き出すサポートをする」ことです。メンターは指示を出さず、メンバー自身で答えを出すことを助けます。リーダーから指示してメンバーが動くことは組織の基本ですが、リーダーが事細かに指示を出していては、リーダーの負担が大きいですし、言われた通りに動くだけでは、メンバーが成長しません。メンバーが主体性を持ち、自発的に考え、行動することを促すために、コーチングが役に立ちます。

人は悩みを聞くとき、アドバイスをしてしまいがちです。それは親切心からのものですが、いつもアドバイスを与えていては話者の考える機会を奪ってしまい、自主性の芽を摘んでしまいます。自ら考え、主体的に行動できる力を身に着けさせるために、まずは考えるトレーニングをすることが効果的です。安心できる話し相手がいる環境で適切に質問を受けることで、思考を自由にすることができます。それまで思ってもみなかったアイデアがひらめくことすらあります。主体的に動くために必要な、自分自身に問いかける力が育まれることもコーチングの一つの大きなメリットです。

コーチングによってメンバーの話を聞くことによるメリットは、それだけではありません。人は自分の話を聞いてくれる相手に、好感や信頼を感じます。対話によってより話しやすい環境になり、お互いへの信頼関係が深まります。普段から信頼関係を築いておくことは、私的な出来事も話しやすい環境をつくり、メンタルケアにも役立ちます。

この研修では、演習、ロールプレイングを用いて体験し学んで頂けます。コーチングのスキルを身に着けることで、メンバーの能力を伸ばすことができます。組織の維持・成長は、メンバー一人一人の成長、継続に支えられています。メンターとしてメンバーの成長を助け、信頼関係を築く手段として、この研修をご活用頂いてはいかがでしょうか?

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