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前回は、被害を受けても泣き寝入りをしてしまう女性が多いこと。そして泣き寝入りをせざるを得ないような職場環境である女性が多いということについて書きました。 今回は、セクシャル・ハラスメントの被害を受けやすい女性について考察していきます。
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被害を受けやすい女性の前に、まず被害を受けにくい女性について考えていきましょう。セクハラの被害を受けにくい女性とは、男性からみて「怖い女性」です。 「怖い」という意味ですが、男性はこのような女性に対して「怖い」と思う傾向があるようです。 ・自分の意見をしっかり持っている ・かつ、自分の考えを周囲にはっきり表明することができる ・飲み会やランチ等に誘っても、ほとんど断る ・常に無表情で仕事を淡々と進める ・下ネタやちょっとした冗談に対して露骨に嫌な顔をする
次にいよいよ、セクハラの被害を受けやすい女性について考えてみます。セクハラを受けやすい女性とは、実はこんな女性ではないか、と筆者は考えています。
・男性からの飲み会やランチの誘いには常に乗る ・相手から頼まれると、嫌とは言えずに引き受ける ・なかなか自分の意見を言わない ・多少の下ネタもついていける ・会話の時は自然と聞き役になっている ・周りから話しやすいと思われている
もし読まれている方が女性の場合、ご自分の職場での言動を振り返ってみてもいいでしょう。セクハラの被害を受けやすい女性というのは、男性から隙があるとみられていることが多いです。これは結婚しているかどうかは関係がありません。
会社の飲み会の席で、男性社員が下ネタで盛り上がった場合、一緒に笑っていたり、もしくは話題に参加する女性社員がいます。その場にいた男性社員は彼女に対して、「多少の下ネタは大丈夫だろう」と考え、その女性社員のいる場で平然と性的な話題を口にします。そして、段々とその女性社員に対しての性的なアプローチや、身体への接触等へとエスカレートしていくのです。 そして、女性社員本人がたまりかねて、「セクハラを受けている」と訴えた時、加害者である男性社員はほとんどこう言うのです。 「これぐらい大丈夫だと思っていた」 「むしろ、相手は喜んでいるようだった」
ご紹介したセクシャル・ハラスメントが起こる原因は、どこにあるのでしょう?
最初に飲み会で下ネタを話題にした男性社員でしょうか? それとも、下ネタの話題に乗ってきた女性社員でしょうか?
筆者は双方ともに非があると考えています。 まず、男性社員は、いくら無礼講と行っても、そこは会社の飲み会。上司や女性社員も同席しています。会社の飲み会はオフィシャルな場と心得えることが大切です。実際に、会社の退勤後の飲み会や社員旅行での不正な行為はセクシャル・ハラスメントに該当します。
事例の場合、女性社員は、男性からの性的な話題についは最低限の返答にとどめ、次の話題になるまで黙っている、もしくは参加しないように心がけるべきでしょう。その他、男性から誘われたり、執拗なアプローチを掛けられた場合も、毅然とした態度でNOを言うべきです。
会社で働く人間は誰しも、組織の和を乱したくない、また、ともに働く人と親しくなり、仕事を円滑に進めていきたいという気持ちを持っています。 しかし、女性の場合、親しさが度を超えると相手に付け入られてしまう危険性があるのです。残念ながら女性は男性社員と全く同じ行動はできません。また、必要以上に女性を意識させるような言動も職場では控えるべきでしょう。 セクシャル・ハラスメントを職場からなくすためには、男性だけではなく、女性側も意識改革が必要なことがおおいのです。 (了)
著者 研修アドバイザー
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