ディメンジョンを知ろう(インバスケット研修コラム)
インバスケット研修で図ることが出来るスキル
インバスケット研修で測ることができる能力・スキルとは、どのようなものかを解説します。
一般に、管理職に求められるスキル・能力には、様々な要素があります。
ディメンジョンとは?
上位職になるほど、コンセプチュアルスキル(組織全体を視野に入れ、総合的な情勢判断と意思決定を行う能力)とヒューマンスキル(円滑な人間関係を築くうえで必要な能力)の比重が大きくなります。
これら必要な能力の要件を個々に定義したものを「ディメンジョン」と呼びます。
以下に、インバスケット研修で測ることができる代表的なディメンジョンを示します。
No | ディメンジョン | 定義 | |
1 | 個人・
対人関係 |
自律性 | 他に依存することなく、自己の信念や定見に基づいて行動する能力 |
2 | 感受性 | 人の気持や、状況の変化を鋭敏に察知する能力 | |
3 | 意思決定 | 情報理解力 | 情報やデータを整理し全容やポイントを把握する能力 |
4 | 分析力 | 情報を整理し、問題を明確にして、核心的な原因を究明する能力 | |
5 | 策定力 | 問題の解決や課題の達成のために適切な対策を講じる能力 | |
6 | 決断力 | 時期を逸さずに明快に意思決定をする能力 | |
7 | 業務遂行 | 計画組織力 | 自分自身の活動やグループの活動を実践的に設計する能力 |
8 | 人材活用力 | メンバーの能力を有効に活用し、育成していく能力 | |
9 | 成果管理力 | 計画や基準に則して事が運ぶように見届け、効果的に修正・確認する能力 |
もちろん、これらのディメンジョンのみが管理職に求められるのではなく、インバスケット研修では測れない能力・スキルがあります。例えば、チーム内でのリーダーシップや対人配慮、対面での折衝能力などは、インバスケット研修のみでは測ることができません。これらを測る場合には、グループ討議演習や面接演習を組み合わせることで、管理職として必要なほとんどすべての能力・スキルを測ることができます。
このような限界があることは事実ですが、管理職に必要な能力・スキルのほとんどを測ることは可能であり、現実の個人別職務での能力発揮度(あるいは業績)と、これらインバスケット研修で測る能力・スキルの評点結果の相関は非常に強いことが実証されています。
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