人材アセスメント研修の客観性を保つために
人材アセスメント研修とは、受講者個々人の潜在能力が将来的にどのように発揮されるのかを事前に擬似演習課題(シミュレーション)を通じて予測する手法です。
自社の人材の潜在能力を数値化し、強点と啓発点を明確化することにより受講者個人の将来のキャリア形成にプラスに働くのです。
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人材アセスメントの客観性を保つため
人材アセスメント研修は、単なる啓発プログラム研修ではなく、大手企業をはじめとした様々な企業や団体の昇進・昇格試験の一環として行われるケースが多い研修プログラムです。
従って、本研修においては客観性の高いアセスメントの実施が必要不可欠です。
そこで人材アセスメント研修では、『複数の演習』を『複数のアセッサー(評定者)』で『事実を中心として多面的に』評定することで客観性を保持するのです。
複数の演習で客観的に判断
人材アセスメント研修では、主に3〜4の擬似演習を通じてより客観的で多面的な評定を行います。
グループ討議演習
5〜6名のグループになっていただき特定の課題について話し合っていただきます。
グループ討議演習の事例は企業や対象者の役職により変わりますが、特定の会議体を想定しある課題を解決するための話し合いをしていただくケースが最もポピュラーです。
グループ討議演習では、複数人の中でどういう役割をもって会議に参加したのか。という観点で見ていきますので多人数の中での個人の資質を主に判断していきます。
面接演習
面接演習では1対1での面談場面を想定した擬似演習を行なっていただきます。
例えば、あなたはある会社の課長となり、ある目的のために部下との話し合いに臨んでいただきます。限られた時間の中で部下とどのように接していくのかをみることが出来ます。
面接演習では、1対1場面における個人の資質を主に判断していきます。
インバスケット演習
『インバスケット=決済箱』と呼ばれ決済箱に入っている複数案件を時間内に処理していくという演習です。
この演習ではおもに、個人の思考的な側面をみることができます。
例えば、限られた時間内に数多くの案件をこなしていかなければなりませんが、案件処理の順番は人それぞれで変わってきます。個人の方針や軽重判断が問われてきます。
方針策定演習
これはある課題にそって方針を設定する演習です。
おもに上級職向けの演習となりますが、企業の方向性や課題に対する対応の幅など思考的な特性(特に戦略的発想の有無)を判断することができます。
複数の評定者で客観性を保持
当社の講師は、人材アセスメントの評定者としての専門的な訓練を受け、さらに、数多くの人材アセスメント研修を経験しております。しかし、それだけ多くの経験を積んだ評定者であっても、複数の評定者により客観性を保持するようにしています。
人材アセスメント実施時には、それぞれの評定者で相互評価をする評定会議を行いながら、複数人の評定者により慎重に個々人を評定していくことで精度の高い評価が可能となるのです。
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