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組織やチームとしての目標の達成にとどまらず、部下の成長を促す役割も求められる管理職。「部下とのコミュニケーションの取り方が今ひとつわからない」「熱心に指導をしているが、部下には響いていないように感じる」など、関係性の構築に悩む声も聞こえてきます。また、テレワークの普及によってオンラインで面談などを行う機会も増え、より一層難しさを感じている方も多いのではないでしょうか。
管理職と部下では、コミュニケーションに対する認識の差も多く見られます。一例として、2021年2月にリクルートマネジメントソリューションズが公表した、テレワーク環境下における上司・部下間のコミュニケーションについての調査をご紹介します。
443名の一般社員、286名の管理職を対象に行われたこの調査のなかに「コミュニケーションの内容別 十分度」という質問項目があります。これは、ある事柄に対して十分にコミュニケーションが取れているかどうか、一般社員と管理職それぞれの実感(十分度)を集計したものです。
一般社員よりも管理職の方がコミュニケーションの十分度の平均が高い傾向にあっただけでなく、質問によってはそれぞれの立場からの回答の内容の差異が目立ちました。
たとえば「担当する仕事の意味について説明すること(が十分であるかどうか)」という質問に対して、一般社員の平均的な点数は3.80点、管理職は4.16点でした。一方で、「部下の間違いや足りない点を指摘すること(が十分であるかどうか)」という質問には、一般社員の平均的な点数は4.03点、管理職は3.80点という結果が出ました。
一つの対話やコミュニケーションに対して、管理職と部下で捉え方に大きな開きが見受けられます。
参考:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ『上司・部下間コミュニケーションに関する実態調査』
企業の力を底上げし、さらなる成長を遂げるには、管理職が機能しているかが重要です。今回は、セミナー&研修.netの人気講師である、毎田亜由美氏が実施する「管理職研修」の内容についてご紹介します。
研修を担当する毎田講師は、企業の人材育成部門で15年の指導歴があるプロフェッショナル。これまでに2万人以上の指導を行ってきました。現在は独立し、TA(交流分析)や内観研修をベースとした人材育成のほか、企業の状況に合わせて営業研修やプレゼンテーション研修なども実施しています。製薬会社やメーカー、製造業、保険など、これまでに担当した企業の業種や業態もさまざま。各企業の特色に合わせた研修の提案が可能です。
管理職研修では、以下の目的を定めています。
開始前に、受講者は「自分が研修で得て帰りたいこと」「自分が貢献できそうなこと」を設定してから研修に臨みます。
研修のプログラムでは実践に重きをおき、部下とのコミュニケーションを想定したロールプレイングなども多く取り入れています。
以下は、研修プログラムの一例となります。
4時間の研修を2日間行う場合 【1日目】 1.管理職に必要なスキル 2.部下との効果的な関わり方 3.グループ発表
1日目は、部下との関わり方などについて普段の振り返りを実施。そして「部下と接する際に、どう展開すれば深い会話ができるのか」という課題に取り組みます。部下との対話を成功させるために、中間課題として面談シナリオの作成にチャレンジします。
部下との面談にシナリオが必要なのかと驚かれる方もいるでしょう。しかし、研修の受講者からは「シナリオを作成したことで、いきあたりばったりの対話をするよりも心構えができ、しっかりと舵取りができた」といった声が多く寄せられています。
【2日目】 1.中間課題の振り返り 2.5分で腹落ち面談ロールプレイング 3.目標設定
2日目の肝となるのは、5分間の面談ロールプレイングです。このロールプレイングは、短時間で部下の心を開いて対話するためのチャレンジとなります。日常の業務中は、面談時間が取れないことも多々あるでしょう。そこで5分という時間に限定し、ロールプレイングを通して普段のやり取りの中での関わり方を磨きます。「この部下だったら、どんな関わり方をすれば納得感のある話し合いができるのか」をつかむことを目的としています。
研修のプログラムをみると、いかに部下と上手く関わっていくのかが重要だとわかります。毎田講師によると、管理職が部下のタイプを分析し、それに合わせた接し方の見極めがポイントであるとのこと。一つの物事に対する捉え方は千差万別です。部下一人ひとりの思考特性に合わせたコミュニケーションを行うことで、上司からの指示に対しても納得感を持って行動できるようになります。
この研修では、以下の3つを管理職に必要なスキルとして定義しています。これらをトレーニングすることで、管理職として成長できます。
これらのスキルを踏まえ、上司=「協力者」であるというスタンスで管理職としての業務に向き合います。管理職ともなると、プレーヤースキル以外の2つを伸ばすことが必要です。部下に自分のセオリーに沿ったやり方をそのまま強要しては、自分で考えて成長する機会を奪うことになりかねません。また「部下に頼むより自分でやってしまった方が早い」という姿勢も同様の危険性があります。
管理職に必要な3つのスキルをさらに具体化すると、下記が抽出されます。
とくに重要なのは、「質問するスキル」です。部下との対話において、自分の頭で考えてもらえるように上手に質問をすることが肝心です。
セミナー&研修.netでは、今回ご紹介したような、職務の階層別の研修を用意しています。管理職のマネジメントスキルの向上をはかるなら、ぜひ人材育成のプロによる研修を導入してみてはいかがでしょうか。
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著者 研修アドバイザー
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