テーマ・部門別

階層別

悩める先生必見!オンライン授業で求められるコミュ力とは?

教育機関や塾では、オンラインを取り入れた授業を導入するところが徐々に増えています。Zoomをはじめとするwebツールを使いこなすだけでも手一杯だと感じている先生は多いでしょう。加えて、これまで行っていた授業とは環境がガラリと変わるので、教師と生徒の双方が戸惑ってしまうのは無理もありません。

そこで今回は、学校機関に向けたセミナー&研修ネットの、深見陽子講師によるオンライン授業研修の内容をもとに、「どうすればオンラインで臨場感ある授業ができるのか」と悩む先生に向けて、成功のポイントを解説します。

オンライン授業成功の鍵は「表現力」だった!?

オンライン授業を実施してみて「リアルで行うよりも生徒の理解度が低い気がする」「反応が見えづらいので、授業を楽しんでくれているか不安」「自宅からだと、子どもたちの集中力が続かないのでは…?」と感じている先生は多いでしょう。画面を隔てることにより、これまではその場で確認できていた生徒からのリアクションが感じ取れなくなります。手応えのないまま授業を進めるのは、先生としても不安が大きいもの。

オンライン授業を成功させるために、対面で行っていた時よりも力を入れるべきポイントとして「先生の表現力」が挙げられます。このスキルを磨くことで、生徒の興味を惹きつけ、飽きさせないパフォーマンスができるようになります。オンラインだからこそ、これまで以上に授業内容の伝え方や、活発な雰囲気作りが大切なのです。

2021年8月に、ニフティ株式会社が小学生や中学生など4,481人を対象に行った「先生」に関する調査レポートによると、「好きな先生や尊敬する先生はいる?」の質問に対して、74%が「いる」と回答しています。続く、「その先生のどういうところが好き?」には、「話が面白い(72%)」「授業がわかりやすい(68%)」「褒めてくれる(56%)」「相談に乗ってくれる(47%)」などの声がありました。先生の話や、授業の内容に言及する回答が多くみられますね。

※参考 ニフティ株式会社  みんなのホンネ調査レポート「先生」

非言語のパフォーマンスを磨いて魅力的な授業に

オンライン上でも生徒にとって魅力的な授業をするためには、言葉以外の非言語表現(ノンバーバル表現)が大切です。これを積極的に使いこなすことによって、「この先生の話は面白い」「授業が興味深い」と思わせることができます。より魅力的な授業を実施するためにはカリキュラムのブラッシュアップももちろん大切ですが、言葉以外の部分も大きな影響があるのです。

「オンラインでは授業がうまく伝わらない」「生徒側が飽きてしまう」「集中力が続かない」といった先生の声も多いですが、それらは、非言語による表現を駆使した教師のパフォーマンスで解決が可能です。

効果的なパフォーマンスをするためには、明快な表情・声・しぐさを操ることが肝心です。研修のなかでは心理学をベースにした、生徒を惹きつけるための授業での振る舞い方(教師のパワー・パフォーマンス)について解説しますが、一例として下記が挙げられます。

  • Zoomの画面でこそ、表情筋を一生懸命動かして話す
  • 先生が「動作としぐさ」で表現すること
  • 「声の表情と話し方」をコントロールする

こういった先生の非言語のパフォーマンスが生徒の五感を刺激し、伝える内容に説得力を生み出します。言葉以外の伝えるスキルに磨きをかけ、対面と遜色のない臨場感のある授業を行いましょう!

研修を通して学べる非言語表現

授業で効果を発揮する非言語表現として、下記を身につけることが必要です。

表情・声・動作・あいづち・アイコンタクト・傾聴表現・共感表現

この7つについて、実際に演習を通して使い方を学びます。

研修で扱う非言語表現の一例

  • 表情を使った表現方法
  • 思わずのめり込んでしまう授業に欠かせない身体表現(動作としぐさ)
  • 「わかりやすい!」と思ってもらうために必要なメリハリをつけた話し方
  • 生徒に好かれる先生の「話の聞き方」
  • オンラインならではの、生徒とのコミュニケーションのとり方
  • ずっと座ったままのオンライン授業で、生徒を飽きさせないための方法

オンラインコミュニケーションの成功には、先生からの積極的な非言語コミュニケーションが欠かせません。先生が表現力豊かに授業を行うことで、生徒の学習意欲と成長を促すことができるのです。

オンライン授業ですぐに使える方法も

研修では、その日からすぐに取り入れることができる授業の進め方のコツも伝授します。

例えば、オンライン授業で使うホワイトボード。生徒の注目を集めるツールだからこそ、ただこれまで通りに文字を書いているだけではもったいないですよね。目線を誘導する手の動かし方や、板書でポイントになる箇所の強調のしかた、子供が興味を持つようなフリップを使っての表現方法などを知ることで、ホワイトボードもより効果的に活用できます。

また、教科ごとの、オンラインの特性を活かした授業の方法なども学べます。(下記は一例)

  • 理科・・・動画を共有する。「自宅課題:葉っぱを持ってきて」動画を撮ってみんなで見せ合う
  • 数学・・・画面共有しながらweb上のホワイトボードに書き込み、みんなで問題を解く
  • 国語・・・みんなで一つのテーマを掘り下げて考える
  • 英語・・・Zoomを使って英語のアクティビティを行う

オンラインだからこそできる意見交換の方法やアクティビティなども交えることで、生徒にはより能動的に参加してもらえるようになります。画面越しだからこそ、より臨場感のある授業を作るための取り組みが必要でしょう。

スムーズなオンライン授業に必要なことが研修で学べる

セミナー&研修.netでは、先生がたが自信を持ってオンライン授業を行うための研修を実施しています。授業のコンテンツをより魅力的する方法や、それをわかりやすく伝えるためのパフォーマンスについて知っていただけます。

ご要望に合わせて、カリキュラムをカスタマイズすることも可能です。「こういう課題を解決したい」などのご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。Zoomなどのツールを使ったオンラインでの研修も、多数実績があります!

自己表現や非言語表現に関する関連研修はこちら!

Zoomで成功する人の自己表現術 ~ビジネスコミュニケーション、オンライン会議編~

Zoom での勝負は「ノンバーバル(非言語)コミュニケーションで決まる!

お知らせ

▶ もっと見る

研修・セミナー事例

▶ もっと見る

新着研修

▶ もっと見る