講師プロフィールは、セミナー内容に合わせて


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近々、保険関係のセミナー講師を務めるにあたり、主催者から告知チラシ案が送られてきました。

「先生(私のこと)のプロフィールは、HPから引用しました」

プレゼンテーション研修

プロフィールは履歴書ではない

以前にも、私が講師を務める告知チラシを見てびっくりしたことがあります。私のプロフィール欄には、これまでの勤務先の実名がずらり…。担当者が、私の提出した職務経歴書をそのまま引用したのです。

ときには、以前勤めた会社の「裏話」を使うこともあります。慌てて、これはダメ!と差し替えてもらいましたが、どうもプロフィールを履歴書や職務経歴書のようなものと勘違いしている人が多いようです。

今回も、私の職歴や保有資格をズラリと並べてありました。

 

安心感と期待感につながる

セミナーの告知チラシに講師プロフィールを入れる目的は、その分野で多くの経験を積んでいたり、資格をもっていたりすることを伝えて、「有意義な話が聞けそうだ」と安心感・期待感をもたせることではないかと思います。

私は、建築関係の資格や経歴がありますが、今回のテーマには関係がありません。

それらを網羅するよりも、保険に関係の深いファイナンシャルプランナーの上級資格をもち、同様のセミナーに数多く登壇し、好評を得ていることなどのほうが、参加者にとって「ほしい情報」ではないでしょうか。

プロフィールは、そんな視点で修正させてもらいました。

 

苦労話、失敗談も開示して

いくら実績や資格が豊富でも、そればかり並べると、「偉すぎる先生」という印象をもたれてしまいます。「偉すぎる先生」は、「あの先生だからできた、自分には無理だ」という発想につながることも。

参加者に身近な存在だと感じてもらうには、苦労話や失敗談を入れると効果的です。誰もが陥りやすい内容であれば、それを克服した話は、ぜひ聞きたいはずですね。

ファイナンシャルプランナーの友人の中には、勉強しよう、資格をとろうと思った動機が「保険でソンをしたから」「住宅購入で失敗したから」「払わなくてよい費用を払ったと後で気づいて」という人もいます。失敗を生かして活躍しているときけば、信頼度がアップしますので、こうした「経験」は積極的に開示しましょう。

 

プライベートな話は親近感につながる

さらにプライベートな話も少し入れると親近感をもってもらえます。最後にさらりと「子どもが生まれたばかり」「趣味は〇〇」など書くだけで、「会ってみたい」「話しかけてみよう」と思ってくれる人もいるはず。

ただし、「趣味は音楽」といった広すぎるジャンルではイメージが湧きません。例えば「THE ALFEEのファン」などと具体的に書く方が、THE ALFEEが好きな人はもちろんのこと、そうでない人も声を掛けやすいでしょう。

ちなみに私は、THE ALFEEのファンです。こんなプロフィールの講師が来るなら、セミナーに申し込むかも(笑)?

 

プロフィール作成のまとめ

・いつも同じものを使いまわすのではなく、講演内容によって変える

・履歴書ではないので、すべてを網羅する必要はない

・失敗談や苦労話を入れる

・プライベートな話も少し。できるだけ具体的に

・これらを手短にまとめましょう

ロジカルライティング研修

著者 松山陽子

大阪市立大学生活科学部住居学科卒業後、まちづくりコンサルタント会社に勤務。商店街の活性化などに携わる。その後、会計事務所、飲食チェーン本部経理を経て、講師業・コンサル業として独立。
元力士である夫が店を始めて大苦戦する中で、「魅力を伝える」ことの大切さに気づき、POP、チラシ、販促ハガキ等を工夫してV字回復を遂げる。
現在は、その経験を生かし、集客をテーマにした講演に力を入れている。
一方で、CFP(日本ファイナンシャルプランナー協会認定上級資格)として、税金・社会保険・相続等の講演も展開。さらには趣味と実益を兼ねて、クロスワード作家、相撲研究家としても活動しており、こうした雑学やユーモアを盛り込みながらのセミナーは、「楽しかった」「時間があっという間だった」と各所から好評を得ている。

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