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近所に飲食店が開店しましたが、営業時間外は店頭のシャッターを閉めています。
その様子は、まるで完全閉店してしまったお店のよう。残念ながらお客さんがあまり入っていないので、やめてしまったのかなと何度思ったことでしょう。
その原因は、シャッターのみすぼらしさにあります。
内装・外装は費用をかけてきれいにしたのに、なぜかシャッターだけは、以前の店が長年使い、長らく放置されていた状態のまま、使っているのです。
しかも、シャッターを閉めてしまうと、営業時間や定休日を示すような記述もなく、定休日なのか、営業時間外なのか、はたまた完全閉店してしまったのか、まったくわからない状態。
せっかく訪れたお店が閉まっていても、それが定休日や営業時間外であったとわかれば、再来店することもできますが、この店のように何の情報もなくシャッターが閉まっていては、改めて行こうと思わないのではないでしょうか。
この店にアドバイスするならば、シャッターはせめて塗り替えること。そして定休日や営業時間をきちんと示すべきですね。シャッターの外に定休日を示す札をかけるだけでも全然違います。
ただし、札をかける際に気をつけてほしいことが。例えば水曜日が定休日だとして、火曜日の夜9時に「本日定休日」という札をかけて帰ったとしたら…。
火曜日の夜9時以降にやって来た人は、どう思うでしょうか。「火曜日が休みか、では明日来よう」と受け取る可能性があります。また木曜日の早朝にやって来た人は、「木曜日が休み」と認識してしまいます。
そんな夜遅くとか、早朝とかに来るお客さんはいないよ…と思われたかもしれません。が、たまたま通りがかかって、興味をもつ人もいるはず。丁寧に案内するに越したことはありません。
ではどうすれば? 「本日定休日」の札には、必ず水曜日が定休日であることを示すこと。さらには営業時間も載せましょう。
シャッターが閉まっていても、いつ来たら営業しているかがわかれば、再来店の可能性が高まりますね。
また、このお店を見て感じるのは、シャッターをもっと活用したらよいのに、ということです。単に防犯上閉めるという考えではもったいない。シャッターもお店の一部として、宣伝活動に生かしてはどうでしょう。
シャッターは、通りに面した絶好の広告スペースです。それを使わない手はありません。
あるラーメン店は、シャッターにおいしそうなラーメンのイラストを描きました。そしてラーメンに対する思い、情熱を短い文にして入れました。お客さんがぐんと増えたそうです。
営業時間外でも、店の存在をアピールし、関心をもってもらうこと。シャッターはそのためのツールと考えてみてはどうでしょうか。
費用がかかっても、それは生きたお金の使い方といえますね。
シャッターに限らず、営業時間外でも通りがかった人の目をひくような工夫をしてみましょう。
著者 松山陽子
大阪市立大学生活科学部住居学科卒業後、まちづくりコンサルタント会社に勤務。商店街の活性化などに携わる。その後、会計事務所、飲食チェーン本部経理を経て、講師業・コンサル業として独立。 元力士である夫が店を始めて大苦戦する中で、「魅力を伝える」ことの大切さに気づき、POP、チラシ、販促ハガキ等を工夫してV字回復を遂げる。 現在は、その経験を生かし、集客をテーマにした講演に力を入れている。 一方で、CFP(日本ファイナンシャルプランナー協会認定上級資格)として、税金・社会保険・相続等の講演も展開。さらには趣味と実益を兼ねて、クロスワード作家、相撲研究家としても活動しており、こうした雑学やユーモアを盛り込みながらのセミナーは、「楽しかった」「時間があっという間だった」と各所から好評を得ている。
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