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先日、IT業務効率化研修というテーマで研修を実施してきました。 そこの受講者の方から、「様々な業務効率化研修を受けてきて便利なツールを試してきましたが、結局うまく効率化につながらないんです。」という相談を受けました。
確かに、世の中には様々な業務効率化の仕組みやツールが溢れかえっています。しかしその仕組みやツールを運用するのはあくまでも人なのです。
数多くの業務効率化手法が存在する中で、まず考えるのは「自社のどこがボトルネックになっているか?」を明確にすることです。もともと効率化する必要のないところをどれだけ効率化しても、全体の生産性は変わりません。
例えば、製造業で工程A〜Dまであるとして、それぞれの工程の処理能力はA工程は50個作れ、B工程は70個、C工程は20個、D工程は60個、という状況です。この場合、C工程の処理能力をまずは50個まで引き上げるようにする必要がある一方で、B工程は20個分、D工程は10個分余計な処理能力を持っていることになります。
ですから、C工程の能力を高めるための効率化が必要です。その一方で、BとD工程は過剰な処理能力を持ちますのでその能力を他の工程に振り分けたり、共有化する効率化が必要となります。
しかし、多くの企業で業務効率化研修を実施すると、このボトルネック自体が曖昧なことが多いわけです。
本来、十分なB工程の効率化をやってみたりするのですが、ボトルネックが解消できていないため全体の生産性は変わりません。
そして最も重要なことが人材のボトルネックを見つけ出すということです。業務効率化は、組織全体で取り組まなければ成果になかなかつながりません。
最大のネックになるのが、IT導入による効率化に否定的な社員の存在です。管理職やITに疎い年長者に多いのですが、役職者がIT業務効率化の導入に二の足を踏むケースが多いようです。ペーパーレスに取り組むのであれば、全社で導入しなければ思うような成果にはつながりません。人材ボトルネックが紙にこだわっている限り、印刷の効率化や情報共有の効率化は進みません。
業務効率化をすすめるにあたって、経営のボトルネックを探すことに加えて、人材のボトルネックへの対策も併せて考えていきましょう。
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著者 渋谷雄大
神奈川大学卒業後、訪問販売会社にて最年少トップセールスを樹立。 その後、サプリメント専門チェーン事業部門の責任者として、ショッピングセンター・百貨店などへの出店戦略をはじめとして、人材育成、プロモーション・広報などを一手に引き受け多店舗展開を達成する。 その後、同社が倒産、サプリメント専門チェーン事業の譲渡交渉を担当。サプリメント専門チェーン事業を自然派化粧品会社譲渡成功に導く。自然派化粧品会社では生涯顧客化、ファン育成の実践ノウハウを獲得。自然派化粧品会社を退職後、WEBを活用したプロモーションを実践。営業強化、店舗戦略、人材育成、販売促進、Webコンサルティングなど幅広い分野でコンサルティングを行う。 講演数は年間150回を超える人気講師である。 現在はFacebook、Instagram、LINEなどソーシャルメディアを活用した、顧客育成コンサルティングプログラムや営業力強化など企業の収益向上コンサルティングを中心に展開している。
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