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先日ある企業の管理職向けに、マネジメント研修を行った。 その企業がマネジメント研修を行おうと考えた理由は、次のようなことだとお聞きした。
その企業の規模は社員300名程度であり、それほど大きな企業ではない。大企業であれば、 階層別の人事考課制度があり、そこには管理職としての能力要件が細かく記載されている はずだ。この企業においても、人事考課制度の中で管理職としての能力要件は記載されて いるようだが、どうも十分に理解され、活用されていないとのことだった。
そこで、当社に研修の依頼が寄せられた。したがってこの研修の狙いは、人事考課制度に 定義された管理職としての能力・スキルにこだわらず、『管理職がさらにマネジメント 能力を向上させるためには、どのような行動が求められているのか』を各受講者に あらためて気づかせることとした。
確かに、「マネジメント能力」と問われても、様々なことが思い浮かべるだろう。 コミュニケーション力を重視する方がいる一方で、リーダーシップ力が第一と考える 人もいるだろう。さらに、コミュニケーション力といっても、コーチングスキルも あれば、笑顔や表情の表出といったスキル、またさらに別のスキルもあり得るだろう。
一般に概念的な事柄を深く理解するための一つの有力な方法として、『その物事を 分ける・細分化する』がある。単に『分ける』のではなく、『論理的に過不足なく 分ける』ことが必要となる。したがって、「マネジメント能力」を分けることで、 それへの理解が深まり、対処法や向上策が明らかになるはずだ。
どのように分けるかは、各組織・企業毎で異なるだろうが、まずは一般的に、業務 処理能力、対人能力、創造能力などの大枠に分けることが適当だろう。さらに、この 3つの能力を細かく分けることになる。例えば、対人能力であれば、「対人理解力」、 「感受性」、「表現力」などに分けるのである。ポイントは、その組織・企業が重視 する能力・スキルを経営層やスタッフ部門で棚卸し、十分に議論して『分ける』ことが 必要になる。 前述したある企業の研修では、当社にて作成しているごく標準的な マネジメント能力(15のスキルに細分化した)を使用して研修に臨んだ。
細分化されたマネジメント能力(各スキルは、“ケーパビリティ”と称する)は、様々な 方法を使って各個人別に測ることができる。次に(定量的に)測る方法を挙げる。
それぞれの測定法には得失があるが、言うまでもなく最も信頼性が高いものは、最後に 挙げた『模擬的な課題(シミュレーション課題)を与え、それへの対処方法を第三者が 観察し採点する』という方法だ。この方法は一般的に、人事アセスメント、ヒューマン アセスメントと呼ばれる。いずれの方法を採るにせよ、各ケーパビリティの定義文のみで 測ることは不可能であり、各ケーパビリティ別に細かく言動例文を書き出し、対象者の 言動に照らして測ることが求められる。
冒頭に述べたマネジメント研修では、模擬的な課題を与え、それへの対処方法を自己採点 することで、自身の各ケーパビリティを測定した。
管理職研修
測られたスキルを高めることこそが、多くの研修結果に求められることだろう。しかし ながら、このことは容易ではないし、そんなことが簡単にできるほど、人間は単純な 存在ではあり得ない。ここでは敢えて、スキルを高める方法を俯瞰してみたい。 能力向上の方法を挙げてみると、次が考えられる。
ざっと俯瞰してみたが、スキルアップする方法はともかくとして、何を目指せば 良いのか、自身に何が足りないのかを知ることが自己研鑚の出発点になる。
管理職向け 戦略マネジメントゲーム研修
著者 研修アドバイザー
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