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人材アセスメントの中で、通常行われるインバスケット演習について、その多様な活用の方法について、紹介させていただきます。
インバスケット演習は、ある決められた時間の中で複数の案件処理(相当多い)を要求する演習です。
演習(エクササイズ)内容は、実際の職務状況に近いものを用意します。
しかし、業種が違うなど、経験則を使えないような状況設定をすることが一般的です。
これは、なるべく受講者(参加者)の方に、素の思考的特徴や行動を発揮していただくためです。
能力的には思考側面に力点を置いた棚卸を行います。
思考的特性や、指示文書で人を動かす時の動かし方はどういう特徴点があるのかを診断します。
そして、その特徴点を事前に決めた能力要件(評価項目)に照らして評価します。
ある部分は非常に良く発揮しています。しかし、この部分は後手に回っています。というような診断を行います。
診断する評価項目は、例えば、情報理解力、問題発見力、分析力、判断力、計画力、決断力、組織活用力、進捗管理力、主体性などです。
これらの能力は、一般的に管理職としての役割を遂行するにあたり、どれも必要なプロセスであり、能力です。
ところが、実際の業務では、経験という武器があるため、これらのプロセスを経ないまま、業務を進めている管理職の方も多いのではないでしょうか。
(例:一々分析しなくても、今までこうやってきのだから、同様のやり方で問題ないだろう 等)
しかし、そのようなことでは、期待されるようなパフォーマンスを発揮できないばかりか、問題をより悪化させる事態になることさえ起こりうります。
インバスケット演習は、正に管理職としての必要な能力やスキルを診断するものです。
前述のとおり、できる限り素の思考的特徴や行動を診断する仕組みになっていますので、現状における本当の能力の発揮レベルを確認することができます。
したがって、これから管理職になろうとする方のみならず、既に管理職としてご活躍されている方にとっても、能力開発の前提として非常に利用価値があります。
以下に、インバスケット演習をパーツとして活用する場合の例をご紹介させていただきます。
(インバスケット演習の様々な活用方法)
・単体で試験として活用する
管理職選考試験の一次試験として、インバスケット演習に取り組んでいただきます。
そこで、一定の評価を得た方が、次のステップに進みます。
・研修のパーツとして組み込んで活用する
インバスケット演習を管理職研修等の研修一部に組み込んで実施します。
この場合は能力開発が目的ですので、インバスケット演習課題の案件処理について、講師からの講義や、受講者同士のグループ討議を通じて、マネジメントの考え方や方法について学んでいただきます。
また、管理職としての能力要件に照らして、自身の発揮の度合いが高い能力、また低い能力は何かを、講師や他の受講者の意見を参考に、ご自身で診断していただきます。
・学生の就労力向上のために活用
最近は、大学生にインバスケット演習に取り組んでいただくこともあります。
これは、大学生に近い将来、自分が会社や組織に入ってバリバリ働いている姿をイメージさせることができます。
これによって、学生は会社や組織で働くということを、より具体的かつ明確にイメージすることができます。
また、会社や組織が求める能力に照らして、自分に不足する能力を把握することができます。
したがって、会社や組織が求める能力を学生のうちから強化することができ、就活力の強化にもつながります。
・その他
新入社員研修の一部として活用されたり、採用試験への活用が検討されています。
著者 研修アドバイザー
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