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オンライン研修・Zoom研修のこれからの可能性とは

未だ猛威をふるう新型コロナウイルスの影響によって、企業における研修やセミナーのオンライン化が進んでいます。実は、会場で受ける研修(オフライン)よりも、オンライン研修の方が学習効果が高いという結果を得ています。

これまでの研修の在り方がベストであったという、固定概念を少しずつ外して、全く新しい研修の在り方を見出す時代となってきました。ここでは、オンライン研修・Zoom研修のこれからの可能性とその大きな学習効果を取り挙げていきたいと思います。

オンライン研修の効果とは?

会場で受ける研修、或いは講師を派遣した研修のほうが、受講生とのコミュニケーションが取りやすいという固定概念がありますが、実際にオンライン研修を行ってみると、オンラインの方が「質問しやすい」・「コミュニケーションを取りやすい」といったメリットがたくさんありました。

その1つに、Zoomの「チャット機能」の活用が挙げられます。これまで、大勢の前で挙手するのは気恥ずかしいと感じる方が多くいましたが、この「チャット機能」によって、受講生が気兼ねなく質問できるスタイルが実現しました。「気恥ずかしさ」がなくなる点がオンライン研修の良いところです。

また、会場で行う大勢の研修やセミナーでは、どうしても受講生と講師との間に距離感が生じていました。「こんなことを聞いてもいいのかな?」といった「引け目」や「気恥ずかしさ」によるハードルの高さが、オンライン研修のチャット機能では文章で質問できるので、誰もが参加しやすくなります。

オンライン研修における学習効果と具体的なメリット

メリット①気軽に質問ができる

上記にも取り挙げましたが、オンライン研修におけるチャット機能によって、多くの人が気軽に質問できるようになりました。実際に、オンライン研修を行った講師によると、会場でのリアルな研修よりもオンライン研修の方が、質問の数が多かったという結果も得られています。また、研修でありがちな特定の人だけが質問するといった現象を回避することができます。このように、質問者が特定の人に偏らないというメリットがあります。

さらに、チャット機能はミュートを外して直接質問できるので、リアルと同じように双方向のコミュニケーションが可能になります。

メリット②何度も復習できる

会場での研修と異なり、オンライン研修では聞き逃した部分を録画サービスによって聞き返すことができます。これは、集合型の研修では難しく、オンラインならではのメリットです。何度も研修内容を復習できることで、理解を深められ、理解の不足をなくすことができます。

メリット③移動コストがかからない

実際の参加者にとって会場の質や座席の場所によって、講師の話しが聞き取りにくかったり、画面が見えにくかったりとどうしても「環境の差異」が生じるのが会場での研修です。会場に早く着いた人から前方に座れるとしたら、自宅を出発する時点で遠方の人にとっては時間や移動のコストが大きくかかります。開始ギリギリで着席する場合は、その環境で研修を受けるしか方法がありません。このように、環境の差異によって集中できない状況を回避できるのがオンライン研修です。

一方、オンラインであれば、自宅やオフィスから受講できるので、まず移動時間がみな平等です。移動にかかるコストもかからないので、非常に平等かつ便利です。とくに、採用者研修や新入社研修の参加者にとって、この移動コストを削減できるメリットは大きいですね。

メリット④普段の最適な環境で参加できる

例えば、研修会場における冷暖房の効き具合や配置場所は、意外と重要です。とくに、女性にとって冷えすぎやのぼせすぎは、それだけで研修に集中できない環境となります。自宅ならば、ご自分にとって最適な環境で研修に参加できるので、リアルな研修よりも実は集中できるメリットがあります。

メリット⑤ブレイクアウトルームで議論に集中できる

Zoomなどのオンラインでは、それぞれの小部屋をつくってグループワークや対面ワークができる機能があります。会場での研修でグループワークを行う際に、隣のグループの声が気になって自分のグループに集中できないという経験はどなたにもあるのではないでしょうか。

しかし、オンラインにおけるブレイクアウトルームでは、ほかのグループの話し声などは一切遮断されるので、議論に集中できます。また、隣のグループの声が大きいために、応援団合戦によって議論ができなくなる現象を避けることが可能になります。

オンライン研修は新たな時代の研修スタイル

以上のようなメリットを取り挙げてきました。コロナ禍によって、大勢との接触が難しい今の時勢では、研修やセミナーの在り方や形式も新しいスタイルに変えていく必要があります。これまでのように、会場での研修が効果的であるという固定概念を外して、見直してみることが大切です。

当社では、新たな時代の研修スタイルとして「e-On研修(イーオン研修)」を実施しています。e-On研修とは、e-ラーニングの手軽さとオンライン研修の双方向性を組み合わせています。

e-On研修(イーオン研修)の特徴

リモートワークを推奨されるコロナ禍において、大勢参加の研修やセミナー開催は非常に難しいのが現状です。研修のためにわざわざ出社する必要がなく、また研修会場の準備なども必要がないオンライン研修の需要が高まっています。以下に、e-On研修(イーオン研修)の特徴を挙げてみましょう。

①理解度

動画視聴による研修のため、繰り返し復習することができます。また、気になる部分や聞き逃した部分など、振り返りたい部分だけを何度も学習できるので理解度が高まります。

②納得度

オンライン研修において、チャット機能やグループワークなどで講師との距離が縮まり、直接質問することが容易になります。理解度とともに、納得度を高めることができます。

③実効性

理解度テストを実施して、受講状況を把握できます。参加者の課題が明確になります。

まとめ・オンライン研修・Zoom研修のこれからの可能性

オンライン研修では「十分なコミュニケーションが取れないのではないか?」・「対面の方が表情が分かりやすいのでは?」といったこれまでの概念が多くあるかと思います。しかし、上記に挙げたように、オンラインにおける双方向研修では学習効果が高く、密なコミュニケーションが可能になります。

実際に、対面で顔を合わせたとしてもコロナ禍の現在では、マスクでの参加が必須のためオンラインよりも表情が分からないことが多く見られます。このように、今後の研修やセミナーの在り方をご検討の方や、オンライン研修を取り入れる予定のある企業様にはぜひジャイロ総合コンサルティングのオンライン研修をご活用ください。