コーチングで信頼を深め、成長を促す


考えるきっかけ作り

 

私がコーチングと出会ったのは、昔コールセンターで働いていたときのことでした。

初めて部下を持たされた時のことです。

その部下は、お客様への態度に問題がありました。

パソコンの操作に時間がかかる初心者のお客様に対して、

「まだですか?」と急かしたり、お客様に聞こえるような大きな音で

コツコツと机を叩いたりするなどして、威圧的な態度を取っていました。

私なりにお客様への敬意の持ち方を部下に必死に伝えましたが、

なかなか伝わりませんでした。

 

コーチングでは、話を聴く姿勢と、問い掛けが大事なポイントになります。

お客様に敬意を持って接することがどうして大事なのか

考えてもらうために、部下がお客様に対して取っていた態度を

お客様の気持ちになって、考えてもらいました。

お客様への態度がぞんざいだった部下の表情が変わり、

丁寧にやさしく、受け答えをするようになりました。

理詰めで教えて説得するのではなく、部下自身に考えさせることで

主体性を伸ばすことができ、自然と態度が大きく変わったことに

コーチングの効果を感じました。

 

また私自身、コーチングを実践することで、変わった点があります。

自分自身に対して、問い掛ける力が上がったことです。

問題にぶつかったときに、まずは自分で考える癖がつきました。

 

人財を育てる

 

経験の少ない新人のうちは、問題を大きく捉えがちです。

問題を過大視しているとき、人は感情的になっています。

感情が前面に出た状態で上司に報告しようとすると、

ことさら問題の重大さを強調してしまうでしょう。

しかしそれでは、事実がスムーズに伝わりません。

コーチングのスキルの一部である、傾聴を行って

部下の気持ちを聴くことで、落ち着かせ

さらに問い掛けによって、考える力を引き出します。

 

事態の深刻さによっては、上司が直接指示を出す必要がありますが

新入社員が深刻に捉える問題は、経験豊富な先輩から見れば

取るに足りないことがほとんどです。

教えることが大事な場面と、考えさせることが必要な場面を

見極めて、新入社員にコーチングを活用することで、

任せられる人財に成長してもらいましょう。

 

信頼関係の構築にも

 

会話する時間を持つことは、信頼関係を深めることに繋がります。

自分の考えを聴いてくれる人に、人は自然と好感を持ちます。

どんなに突飛に聴こえるアイデアも、否定せずに受け入れてくれる

相手がいたなら、あなたはどう感じますか?

きっと、悪い気はしないでしょう。むしろ、

嬉しく感じるのではないでしょうか?

否定せずにアイデアを聞き取ってもらえたことで

部下は自信をつけるでしょうし、受け取ってくれた

あなたに信頼を感じることでしょう。

 

コーチングの場を特別に設けなくとも、

普段の会話にコーチング的な要素を含めるだけでも、

コミュニケーションの質が高まります。

信頼関係を深める手段としても、コーチングは有効です。

 

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著者 研修アドバイザー

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