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メンタルヘルス セルフケア~心の健康づくりは予防から~

メンタルヘルスとは「心の健康」の事です。私たちの心は社会情勢や雇用情勢などの変化で心の健康を維持するのが難しくなってきました。多くの働く人は仕事や雇用状態や心理状態の変化により、職業生活に関する強い不安、ストレス等を感じています。ストレスに対する正しい知識とセルフケアのスキルを身につけましょう。

 

ストレスとは?

ストレスとは、物体に外からの刺激(力)が作用したときに生じるその物体のゆがみと、それを元に戻そうとする物体側の反応を示す工学用語です。

一般的にストレスと聞くと悪いイメージがありますが、ストレスには善玉ストレス(Eustress)と悪玉ストレス(Distress)があり、嬉しいこともストレスになることがあります。善玉ストレスだと受け止めると、大変だけどこの山を乗り越えようと自分を奮い立たせてくれたり、元気にしてくれます。悪玉ストレスと受け止めると不安や疲れ、やる気が無くなったり、自分を追い詰めるなど行動がとれなくなります。

メンタルヘルス研修

身体、心理、行動にあらわれるストレス反応

ストレスは、「身体面」「心理面」「行動面」の3つの反応が現われます。「身体面」では首や肩のこり、頭痛、不眠、動悸息切れなどの症状が現われます。

「心理面」ではイライラや意欲の低下、不安・落ち込み・怒りなどの3つ負の感情が混ざって現われることもあります。
「行動面」ではアルコールやギャンブルなどへの依存、過食や拒食、夜更かしなどによる生活リズムの乱れなどがあります。どんな症状が現れるかは人によって異なりますが、ストレス反応が改善されず、慢性化していくと心も体も悲鳴をあげて、さらに調子をくずし心の病気にかかってしまうこともあります。

これらの症状を感じたらメンタルヘルス不調気味かもしれません、早めに対応をする事(セルフケア)が大切です。

 

セルフケアの3つの「R」とは?

1.リラクゼーション(Relaxation)
自分なりのリラックス法を持つ。職場では休憩時間に簡単にできるストレッチや階段の昇り降りなどの運動

2.マインドフルネス
呼吸法を取り入れましょう。入浴は体を温めることで副交感神経が優位になりリラックスし緊張がほぐれます。38~40度のお湯にゆっくり(20分)浸かりましょう。

3.レクリエーション(Recreation)
仕事と離れた趣味を持つ。自然を楽しむ機会を持ったり、音楽鑑賞など、自分が楽しめる趣味をもちましょう。

4.レスト(Rest)
休養、規則的な睡眠を心がける。良い睡眠は心も体も健康にしてくれます。7時間くらいの睡眠を心がけ、体内時計のリズムを保ちましょう。スマホやテレビは眠る2時間前までとしましょう。睡眠時には部屋を暗くした方が熟睡できます。

 

2つのストレス対処法

セリエハンス先生は「ストレスは人生のスパイスだ」と言っています。セルフケアを身につけ、人生を楽しく過ごすために、おススメのストレス対処法を2つ紹介します。
「マインドフルネス」私たちの脳は常に思考で溢れています、マインドフルネス呼吸法では力まず・避けず・妄想せずゆったりと呼吸に集中しながら脳を鍛えていきます。

最近では薬物治療に代わりマインドフルネスなどの瞑想法を取り入れる医療機関が増えてきました。二つ目は「ストレスコーピング(対処)」、ストレスに対するストレス反応に対して、意図的な対処方法です。ストレス要因がなかなか解消できない場合、上司や同僚に相談する、気分転換する、家族に愚痴を言いまくる、帰りに大好きなケーキを買う、といったレパートリーを100個くらいリストアップし、いつでも見られるスマホなど入れて身近に置いておきましょう。

イラッとしたらリストを見るだけでもいいです。

ストレスコーピング(セルフケア)研修

 

正しい知識でストレス解消しましょう

メンタルヘルス不調は心の弱い人がなるものではなく、誰もがなる可能性があります。

周囲の期待に頑張り過ぎる人、働き過ぎで睡眠不足の人は注意が必要です、早期発見・早期治療では手遅れで大切なのは日々の健康づくりや風通しの良い職場環境です。

いつもと違う自分に気づいたら、友人や同僚、上司へ相談しましょう。

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