事業計画は経営のカーナビ


我が家の車のカーナビは、7年前のものなので、最近完成した道路には対応していません。先日も道路標識通りに行くと、何度も修正しようとする指示が。画面は森の中を突き切っています。

 

でも、最終目的地が入っていたら、途中にトラブルがあろうと、回り道をしようと、その方向に進むことができますし、大きな不安を感じることもありません。

 

事業計画とカーナビは似ている

経営も同じことではないでしょうか。目標を定め、ルートを決めれば、時には軌道修正しながらも、方向を誤ることはありませんね。

 

先日、「経営のカーナビ=事業計画 でスイスイ経営を」というタイトルで、事業計画作成セミナーを実施しました。

 

ある商工会議所の主催で、製造業、小売業、卸売業、サービス業など、いろいろな業種の方が集まってくださいました。

 

今から起業する人、新たな分野に進出しようとする人、現状がうまく行っていない人など、立場や動機もさまざまですが、皆さん熱心に取り組み、3週にわたる3日間(6時間)で、ほぼ完成。

 

順序立てて作ればやりやすい

まずは初心に帰って、創業の動機や思い、自分の経歴などを書き出してもらい、それを使って、「事業の目的や理念」をまとめる…

 

自らの思いや状況を順序立てて整理することで、フォームを埋めていくことができるように工夫しました。

 

また、講師との対話やアドバイスにより、新たな視点やアイデアも多々見つかったようで、大いに喜んでいただけたと思います。

 

実は当日、運転手として同行した夫も、受講生席に座らせてもらい、作成に取り組みました。

 

夫は、講師業として身を立てようと、現在「修行中」ですが、自分の強み・弱みなどを改めて考えたことがありませんし、またこうした計画を立てることにも慣れていません。

 

が、順序立てて考えるという方法のもと、項目をどんどん埋めることができ、目標や取り組むべきことも明らかになってきました。これは、私にとっても、意外な収穫でした。

 

事業計画でいちばん大切なことは

夫の感想は、「えっ、これでいいの? もっと難しいこと書かないといけないのでは?」

 

事業計画ときけば、堅苦しい、難しいという印象をもつ人が多いのですが、難しい言葉を並べて立派なものを作っても、しっくりこなければ意味がありません。

 

もっと言うなら、完成した事業計画そのものよりも、自らの考えを整理し、業界を俯瞰し、強みや弱みを認識して目標を定めるという作成過程のほうが、より重要ではないかと考えています。

 

もちろん、融資や補助金の申請で提出する場合は、体裁にも注意が必要ですが、今後お店や会社をどのようにしていくかという方向性や目標が定まれば、形式はどうであれ、それだけで立派な事業計画と言えるのではないでしょうか。

 

これを機に、夫も目標が定まったようです。

 

この仕事をいただいたことに感謝し、多くの方に広めていけたらと願っています。

著者 松山陽子

大阪市立大学生活科学部住居学科卒業後、まちづくりコンサルタント会社に勤務。商店街の活性化などに携わる。その後、会計事務所、飲食チェーン本部経理を経て、講師業・コンサル業として独立。
元力士である夫が店を始めて大苦戦する中で、「魅力を伝える」ことの大切さに気づき、POP、チラシ、販促ハガキ等を工夫してV字回復を遂げる。
現在は、その経験を生かし、集客をテーマにした講演に力を入れている。
一方で、CFP(日本ファイナンシャルプランナー協会認定上級資格)として、税金・社会保険・相続等の講演も展開。さらには趣味と実益を兼ねて、クロスワード作家、相撲研究家としても活動しており、こうした雑学やユーモアを盛り込みながらのセミナーは、「楽しかった」「時間があっという間だった」と各所から好評を得ている。

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