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新入社員研修にはフォローアップ研修は必要不可欠

今週金曜日、神奈川県の大和商工会議所主催の新入社員研修の3日目の講師として登壇いたします。

大和商工会議所「新入社員 研修会」開催のお知らせ

初日、2日目は4月初旬()に実施し、今回、2ヶ月空けてフォローアップ的な研修内容となります。

毎年様々な企業の新入社員研修を担当していると、フォローアップ講座を実施していない企業が意外なほど多いことに驚きます。

特に新入社員研修の多くは4月に実施しますが、新入社員ですから社会経験がない人が大半です。4月に実施する新入社員研修ではビジネスマナーや会社の意味や意義、メール返信や電話応対などの基礎的な内容を行うのですが、如何せんまだ社会に出て間もない状況です。いざ実務練習をしてもなかなか具体的なイメージが沸かない人が多くなりがちです。

かと言って、新入社員は時間的な余裕も、気持ちの余裕もありませんから、復習しておきなさいと言ったとしても難しいでしょう。

一方、6月にフォローアップ研修を組み込むことで、4月に学んだ内容を再復習できることと社会で少し実務をこなしたことでより内容を深く理解することに結びつきます。

エビングハウスの忘却曲線を意識した研修を

下記はエビングハウスの忘却曲線と呼ばれているものですが、一定間隔ごとに復習することで記憶を定着させていくことが大切です。

ウォータールー大学の研究結果によると、24時間以内に10分の復習。1週間以内に5分の復習。1ヶ月以内に2〜4分の復習をすることで記憶の定着率は100%となるという結果が出ています。

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まず重要となるのは、適切な間隔で研修を行い記憶の定着率を上げることです。

意味のある情報であるということを伝える

もう一点重要なことは、この調査は無意味な情報が題材であったということです。

社会人になりたての新入社員にとって、ビジネスマナーや会社の仕組みなどのスキルを学んだとしてもそれが社会人にとってどれほど重要なのか(意味を感じられる)?を理解させることが非常に難しいことです。

だからこそフォローアップ研修を実施することにより、社会人になっていかにビジネスマナーやメールや電話対応がいかに重要なのか?といった点を身体で実感させることが必要なのです。実際に社会に出て失敗経験をすることではじめて新入社員研修の意味と価値がでてくるのです。

新入社員に基本を学ぶことの意味や意義を体感し、腑にに落とさせるためにも新入社員フォローアップ研修を併せて実施してみてください。

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