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先日、関西地区の某企業でマネジメント研修の講師を務めた。その企業で研修らしきものを行うのは、十数年ぶりとのことで、期待が大きかったのだと思うが、社長以下、役員、部長が教室の後ろに陣取って聴講されていた。

全受講者は係長格ということだったので、それほどは高度で難しい研修内容ではないはずなのだが、それでも社長以下の幹部は熱心に受講いただいた。

その会社に足を踏み入れ、事務所を横切ろうとした時に、案内役の方が「社長を紹介します」と言われ、その場には社長らしき姿が見かけず、そばにいた若き女性が近づいてきたので、まさかこの女性が社長かと思ったが、案の定、その若き女性が社長だったので。父親が創業者ということで、それもありなのかなと思ったが、このような女性が社長の会社は、どのようなマネジメントを行っているのかと大いに興味を持った。

研修の合間に社長と言葉を交わした。社長曰く、「父親はワンマン社長でした。でも私は私のスタイルを貫いています。それは、皆の意見を聞いた上でのマネジメントスタイルです」という発言だった。すなわち、ワンマン経営の欠陥を認知したうえで、自分自身に合った経営スタイルを採っているということだろう。まさに正鵠を射た経営スタイルだと思う。若い女性が経営者で何百人の従業員をまとめ上げるには様々な困難が待ち受けると推察する。そんな中では、皆の意見を十分に聴いた上で意思決定するというスタイルが、社内の抵抗、反発、やっかみなどを排除する最適な方法かも知れない。今後が楽しみな会社だった。

そんな会社が、係長研修で社長以下、役員が顔を揃えて私の研修をオブザーバーとして聴講していた。はじめは「何で経営幹部が受講するの、少しやり難いな」と感じたのだが、「こんな受講姿勢は大歓迎、講師冥利に尽きる」と考えを改めた。

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