講師:雲丹亀真穂
企業におけるSNS活用は、広告宣伝コストを抑えて効果的にPRでき、「企業への信頼感」を確立することができます。今回は、コスト0のビジネス・モデル展開とブログ・SNSによる顧客開拓で、広告費を全く使わず安定的に売上を出す手法を考案された雲丹亀真穂講師による「中小企業のためのTwitter活用講座」が開催されました。
SNSの基礎知識
SNS「Social Networking Service」とは、ビジネスツール以前にコミュニケーションツールです。Web上で社会的ネットワークとして、ソーシャルネットワークを構築可能にするサービスとしてて幅広い年代に浸透しつつあります。
- スマホ上で人と繋がり
- 知人・友人とコミュニケーションが取れるサービス
として、フォロワーが宣伝してくれるという特徴があります。
スタートにおける心構え
- 始めはみなフォロワー0
- リアクションやいいね!を気にしすぎない
- 初期こそ「創業ストーリー」を発信しよう
- まずは質よりも量・アウトプットに慣れる
- 一般論ではなく自分の意見を持つこと
を、念頭においてまずはTwitterに慣れていくことが重要です。
SNS活用がうまくいかない企業
ここでは、SNS活用がうまくいかない企業例を「活用のヒント」にしていくことが重要です。企業がやりがちな失敗は以下の通りです。
- ホームページ情報をTwitterに載せない:企業理念やキャッチコピーをTwitterでも発信
- 逆にホームページ情報しか載せない:有益情報がないと判断されてしまう
- 「更新のお知らせ」「商品告知」しかしない
- 継続運用せず、すぐに諦めてしまう:モチベーションで諦めない
継続できない理由
- 効果や成果が見えにくい
- 数値目標が出しにくい
- 担当のリテラシーやモチベーションに左右される
- 特徴と活用法を知らない
→SNSの特徴と活用法を知って、「目標設定・情報共有」をしながら長期的に運用し、ファンを増やしていきましょう。
活用事例
①ローソンのキャラクター設定「あきこさん」
自社商品の紹介だけではなくキャラクター設定で親しみやすく、ハッシュタグを活用して引用リツイートを増やしています。
②伊藤園「#家タイム応援」プロジェクト
独自のハッシュタグで新茶プレゼントキャンペーンを実施しています。
③飲食業「ビール工房」と「豚組」
Twitterに力を入れている飲食店で、お店の裏側オンライン販売のしくみを公開し、ユーザーとのコミュニケーションを大切にしています。Twitterから総顧客の1割を獲得しています。
④ミヨシメシ(個人洋食店・埼玉県)
#ミヨシ飯でユーザーのランチ投稿は、短いテキストと簡潔な投稿内容でリツイートを狙っています。メニュー紹介・臨時休業・テイクアウトなどを発信し、新規顧客の2割がTwitter流入です。
Twitterとは?
そもそもTwitterとは、「情報」でつながるプラットフォーム・情報の素早い拡散が特徴のSNSです。Twitterの主な特徴は以下の通りです。
- 文字中心の世界観
- 140文字の中に情報を入れ込む
- フリート機能ストーリー機能・24時間で消える希少性
- リツイート・引用リツイートの拡散性→シェア目的
Twitterの持つ可能性
- 売上アップ
- コスト削減→広告コスト・宣伝活動費の削減
- 読者とファン増
- ブランド確立
Twitterで問い合わせを増やす方法
アナリティクスを見ることで無料でTwitter解析できます。アナリティクスで、フォロワーのアクセス数や表示回数などを把握して、解析することをお勧めします。インプレッションを確認してTwitterの効果を把握しましょう。
Twitterで問い合わせを増やす3つのポイント
1.発見してくれる人を増やす
フォロワー数やインプレッション数・ツイート表示の回数・アクセス数を解析します。(エンゲージメント:ユーザーのアクション数)フォロワー数を上げるメリットは以下の通りです。
- Twitterに人気アカウントとみなされる
- 「おすすめ」表示される
- プロフィールクリック率向上
- エンゲージメント率向上
- 顧客の潜在的な悩みを顕在化できる
2.フォロー理由を作る
フォロー数を上げるために、こちらから仕掛けていくことがポイントです。ここでは、仕掛けに重要なポイントを伺いました。ここでは、魅力的なアカウント事例を取り挙げました。
3.事業を明確にアピール
どんな目的を持って、何の施策を打ち出すのか?を明確にして、投稿やプロフィールを充実させていきます。
事例①上澤梅太郎商店(日光みそのたまり漬け)
- 目的:自社商品の販売促進
- 施策:自社商品を取り入れた朝ごはんを紹介
事例②バネのフセハツ工業
- 目的:自社製品のPR
- 施策:製品の製造工程や完成品動画を見せる
③宝塚市情報誌「ComiPa!」
- 目的:情報誌の認知向上
- 施策:市内イベントやグルメ情報を定期配信
④宝塚市シティプロモーション
- 目的:観光活性化と誘致・ふるさと納税促進
- 施策:市内情報の配信や返礼品の紹介
開設初期にすべき3つの行動
- フォロワーを増やす
- リツイートを増やす
- 最終目的地へ効果的に誘導する
Twitterでマスコミ取材を増やす
取材依頼を受けるために以下のポイントを意識してみましょう。
- Webメディアやニュースサイトをフォロー
- 記者や編集者をフォロー
- 積極的にいいね!やリツイート
- 固定の取材歴を掲載
- ツイッタートレンドを意識
以上から、話題や報道の流れを把握することがおすすめです。
Twitterで炎上しないために
なぜTwitterは炎上しやすいのか?
- ほかのSNSに比べて匿名性が高い
- 情報拡散が速い
- 「ゆるい配信」設定からくる気の緩み
火種が発生するパターンは、①企業から・②従業員からの2通りとされます。最近では、炎上してすぐに削除してもスクリーンショットで残ってしまうため、注意が必要です。ここでは、実際の企業における炎上事例を取り挙げながら、炎上における注意点や対策を学びました。
企業のSNSアカウント炎上を未然に防ぐ対策
- 最低限の運用ルールを決める(アカウントの私物化防止)
- ジェンダーやLGBT問題への配慮
- センシティブな話題に触れない
- ダブルチェック体制を作る
もし万が一、炎上した場合は即対応することが求められます。企業のSNS公式アカウントの場合は、チームで防ぐことが重要です。その場合、報連相ではなく、「相」・「報」・「連」で、SNS炎上を未然に防ぐことが大切です。チームで補い合って「企業と人を守る」体制を万全に整えることを心がけてください。
まとめ
以上、中小企業におけるSNS活用、主にTwitter活用法のポイントを学びました。ほかのSNSに比べて、Twitterは迅速性のあるSNSとして注目されています。自社の理念や情報を発信し、PRすることで信頼感に繋がります。
ジャイロ総合コンサルティングでは、企業におけるSNS活用セミナーをはじめとする、効果的なSNS運用や結果の出るSNS運用方法セミナーを実施しております。これから、Twitter活用・SNS運用を検討されている企業様や運用にお悩みの企業様は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。