販促チラシ作成 〜チラシの目的ってなんだっけ〜


先週、パナソニック様にて「チラシ作成」の研修を実施ました。
今回は、同社の中でも各エリア(長野県など)での自社展示会や住宅展示会で販促としてチラシを多用する方々に受講いただきました。
その際のレポートをしつつ、事例としてご紹介します。

 

 

セミナーの概要

  

テーマ:販促チラシ作成研修
対象:パナソニック 各支店の展示会責任者様など
人数:4名
演習:有り
所要時間:6時間半(9時半〜17時)

 

 

チラシの目的とは

 

そもそもチラシの目的ってなんでしょう? 物を買ってもらう為。もちろん最終的な目的はそうなんですが、チラシそのものの役割というと、 時代背景などにもよりますが、現代で言うと ”興味のない人に興味を持ってもらうためのもの” になります。 興味のある人は、そもそも自分からネットなりなんなり調べられますから、不特定多数に向けて作成されるチラシに関しては、「自分から調べたりしない内容」にどれだけ関心を抱かせるかにかかっています。

 

 

チラシに入れない方がいいコンテンツ

あまりにも『買って買って〜』のオーラが出てしまうチラシは、見た人を警戒させます。興味のない人にとっては尚更のこと。

よって、チラシに入れない方がいいと言われるコンテンツは…そう!”価格”です!

チラシは、”本当は必要だけどそのことに気づいていない人をいかに取り込むか”ですから、 警戒心を解いて、安心した気持ちで来場・来店いただけるように作りたいものです。

 

 

チラシの基本原則4つ

チラシ作成の上で、意識した4つのポイントがあります。

 

親しみやすさ
キャッチコピー
本業とズラす
アンバランス

 

初見の方もいると思いますので、1つずつ簡単に説明します。

 

 

親しみやすさ

ザイアンスの法則とも言い換えられますが、

見る度に〇〇になる?!

親しみやすさ・親近感を持ってもらう時には「好感認知」と言う手法が効果的です。
単純に、”接触頻度に比例して好感を持つ”と言う人間の特質をうまく使ったものになります。

今回のようなチラシ作成に於いては、スタッフの顔写真や似顔絵を掲載すると大変効果的!1度顔を見ると、すでに一度会ったことのあるような錯覚になるので、オススメです。
例えば1度チラシで顔を見た人にとって、実際の会場(店内)で当人を見かけたら、それだけでなんだか嬉しくなっちゃいますよね?「あ、あの人知ってる!」「あの人見たことある!」と言う具合です。きっとあなたも経験があるのではないでしょうか。

 

キャッチコピー

これも大きいです。センスが問われますよね。
聞き慣れたフレーズは誰も読んでくれません。大事なのは「おっ?!」と思う新鮮さや意外性。

例えば「うちは地域密着型です!」と言われても、聞き慣れすぎて響きませんよね?
以前セミナーでとてもいい例を挙げてくださった受講者さんがい他のでご紹介させて頂きます。テーマは”水道屋さんのキャッチコピーを考える”でしたが、その文言は
『パジャマ姿で駆けつけます!』でした。いかがでしょうか?
「以前、夜中(営業時間外)に水道管トラブルの問い合わせがあり、すでにパジャマ姿だったのですが、急ぎでしたのでそのまま向かったところ、お客様に感激されました。その時のエピソードを思い出して考えたんです。」ということでした。

とても参考になる好例ですね!

 

本業とズラす

3つ目はこちら。先にも述べましたが、人は「売り込まれそう」と思うと警戒します。
ここは発想力や連想力が試されるところですが、あえて本業からズラすと警戒心も溶けるし、意外なところから繋がりができます。
リアルな人間関係と似ているかもしれません。本業以外の趣味を楽しんでいたら、いつの間にか仕事の話に結びついていた、とか、よく聞く話ですよね。

これは車用品販売店さんの好例ですが、本当はタイヤなどを販売したいところを敢えて(もちろん多少はその情報も載せて)、プラモデル(ミニ四駆)が好きなスタッフのアイデアで、”プラモデル作りワークショップ”に発想転換したところ、来店率がぐんと上がったそうです。その後ご縁でプラモデルまで販売するようになったとか。

ご自身の現場でも考えてみてください。
今回のように、共通点で繋がりを作るのはオススメです(プラモデル好きな男性客が集まった=結果車用品購入に繋がった)。
例えば、趣味、出身地など、なんでもいいのです。主催側本人が楽しむこと。これも大きなポイントなのかもしれませんね。

 

アンバランス

レイアウトについてです。

チラシって、綺麗に整える必要はないんです。
左右対称・均等均一になって整然としている方が見た目は確かに綺麗です。
でも、人間心理として、「違和感」がある方を見てしまうもの。だと思いませんか?
綺麗に整ってると、なんともおもわずスルーしますが、なんだかごちゃごちゃしていて、一見よく分からない方が人は見ちゃうものなんです。
ドン・キホーテさんがいい例ですね。所狭しと商品が陳列してあり、しかも(一見すると)不規則な並べ方になって、奥の方が見えない。
だから、「どうなってるんだろう?」と興味が湧いて、人は吸い寄せられていくんですね。

よって、写真や文字などの配置は、敢えてアンバランスにすることを意識してみてください。

 

特に大事なこと2つ

ここまではチラシ作成に於ける基本知識でしたが、ここからは少し踏み込んでいきます。
それは
・アイキャッチの重要性
・BEAF
・6つの不安の払拭

アイキャッチの重要性

これ、そこまで重視してない方もいるんですが、画像のチョイスセンスは重要。
人の第一印象は見た目が8割とか言いますよね。つまりパッと目に入った時の印象が大きく左右するんです。
そこで画像をチョイスする際のポイントを押さえてもらうべく、4つ紹介します。

①ビューティー
当たり前といえばそれまでですが、何と言っても綺麗な女性(男性)の写真の方が見る人を心地よくさせるのは言うまでもありませんね。ここは基本です。

②ベイビー
赤ちゃんを見てムッとする人はおそらくいないでしょう(公共の場で大泣きしている場合などは除きます(⌒-⌒; ))。
すなわち赤ちゃんをアイキャッチにすることも効果的と言うわけです。
一瞬で「可愛い!!」と思えるようなものを選びましょう。

③ビースト
つまり動物です。
猫や犬は、もう言わずもがなですね。大型か小型かを迷う場合は、テーマに沿うようにしましょう。
かっこいい・クールな感じを意識しているなら大型犬やスマートな犬種がいいでしょうし、可愛い・素朴な感じであれば、トイプードルやチワワが王道でしょうか。

④ビヘイビア
要するに「動きがある」ものです。
分かりやすい言い換えだと、「カタログのような写真にしないこと」。

例えばビールの告知をする際、ただ単に真正面から映った常温のビールだと動きがないですが、ビールグラスが汗をかいている(水滴が付いている)と、どうでしょう。
途端に臨場感が出ますね。こういった「シズル感」が重要なんです。
他には焼き色の付いたお肉とか、お肉の匂いが伝わるような湯気とか、いろいろ考えると思いつきますね。

BEAF

さあ、もう一つ大事なことはこれです。ビーフと読みますが、この意味は
・ベネフィット
・エビデンス
・アドバンテージ
・フューチャーズ
のそれぞれの頭文字を取った言葉なんです。
意味はそれぞれ、

ベネフィット👉それを取り入れて得られることが見込めるメリット(効果)
エビデンス👉証拠・根拠・想い
アドバンテージ👉競合他社との違い・技術や利便
フューチャーズ👉特徴・こだわり・仕組み

これは商品企画などマーケティング的な視点ですので、社内の企画担当の方にヒアリングなどしながら行うとより精度の高い裏打ちが出来あがることでしょう。

6つの不安

モノやサービスを購入する際、誰でも不安になるポイントがあります。それがこの6つの不安です。具体的には
・お金(高そうだな…)
・価値(本当に効果があるのかな)
・心の負担(面倒臭そう)
・体の負担(体に悪そう、疲れそう)
・社会との関係(周りに迷惑がかかりそう)
・時間や時期(他にもいいところがありそう)

よって、これらをあらかじめ取り除いてあげるような内容を構成することが大切になります。

演習

セミナーの後半は演習です。実際にご自分たちでチラシを作ってもらいました。
今回は4名でしたので、2名ずつ2グループに分かれ、3〜40分ほどで取り組んでもらい、2〜30分かけてみんなでフィードバック。
みなさん目がキラキラして自然体でいらっしゃり、とても楽しそうでした!

 

受講者の皆様、この度はありがとうございました!

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