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経営戦略とは何か?基本的な考え方と実践のポイントを解説

ジャイロ総合コンサルティングの渋谷です。今回は、小規模事業者から中堅大企業まで、特に若手から中堅社員の方を対象とした「経営戦略研修」のダイジェスト版をお届けします。

経営戦略を考える上で重要なのは、「戦略」という言葉の定義を社内で統一することです。戦略の定義は企業によって異なるため、まずは経営者が「戦略とは何か」という問いを立て、社員と話し合うことが大切です。

石井光太郎氏の著書『会社という迷宮』では、戦略は本来分かりにくく、人に説明しにくいものだと述べられています。戦略は未知の複雑な未来に向けて取り組むものであり、事前に計画化や図式化することは難しいのです。

戦略を考える際のポイントは、次の3点です。

  1. あるべき姿(ビジョン):未来にどのような会社になりたいのか
  2. 現状把握:今の会社の状態を正確に理解する
  3. 変革シナリオ:あるべき姿に近づくために何を変えるべきか

この3つを揃えたものが戦略と言えます。大谷翔平選手の高校時代のマンダラートは、この考え方に近いものでした。

また、戦略の要となるのは、競合他社に対して優位性があり、真似できない「金の名詞」となる要素です。持続性があり、時間とともに蓄積されるような強みを見つけることが重要です。

経営戦略は、学者や教授が提示するステレオタイプなものではなく、各企業が自社に合った定義を見出すことから始まります。社内で戦略について話し合い、一丸となって未来に向かって進んでいきましょう。

本研修が皆様の経営戦略を考える一助となれば幸いです。

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