お客様の再来店をうながす仕組みになっていますか


戦略に乗せられてハッピーに

仕事で沖縄へ行きました。もちろん交通手段は飛行機。

 

飛行機はJALを使うことが多いのですが、新しいサービスがあるときいたので、試してみました。それは、客室乗務員さんに頼めば、四十七都道府県いずれかのシールがいただけるというものです。

 

私はといえば、四十七都道府県はもちろん、全国すべての市を訪問したほどの地理マニア。このシールには各地の代表的観光スポットがデザインされていると聞いて、血が騒ぎました。

 

早速、飲物サービスに来た一人のCAさんにお願いしてみるとポケットから取り出したのは、スカイツリーのイラストがある東京のシール。沖縄便なので、沖縄のシールかと思いきや、CAさんの出身地のようです。

 

「17A席の人がシールを集めている」という情報が回ったのか、その後もいろいろなCAさんがお持ちくださり、1都4県をゲット。次回の搭乗が楽しみになりました。全種類集めるぞ~

 

おっと、まんまと戦略に乗せられてしまいました(笑)

 

飛行機を使うことがあれば、次回もぜひJALを使おうという気持ちになるし、鉄道や自家用車という選択肢があっても、飛行機を選ぶ可能性が高まります。この際、ちょっと遠方に飛行機で旅行してみようか、という動機づけにもつながるかもしれません。

 

再来店対策の落とし穴

コンサルタント・講師として、小さなお店の売上げアップ対策に触れることがよくあります。多くの経営者は、新規のお客さんを集めることに意識が向きがちですが、それよりも、既存のお客さんに何度も来てもらう仕組みをつくるほうが、実は効果が大きいんですよね。

 

再来店対策としてスタンプカードを採り入れている店は数多くありますが、よくあるのが、マスがいっぱい並んでいて、貯まりそうもないカード。これでは動機づけになりません。

 

しかし、数回利用すればスタンプが貯まり、割引券なり、プレゼントなりがもらえるとしたら、それぐらいなら貯めてみようという気持ちになりませんか。

 

個性あふれる再来店対策の仕組みを

あるいは、飛行機の例のように、「全部集めたい」という心理をくすぐるような仕組みを作ること。

 

とにかくお客さんにとって、お得感があったり、楽しめたりするような内容のものが必要ですね。

 

しかも、他にはない独自性のあるものであれば、いっそうファンが増える可能性が高まります。独自性というと、とても難しく思われるのですが、

 

よくあるのです。対話してみると、とてもユニークな経歴や特技をもっているのに、それに気づいていない、生かしていないケースが。

 

大企業のとおりにはできなくても、何か応用できないかという視点をもちましょう。そして、個性を付け加えること。

 

再来店対策、しっかり考える価値ありです。

著者 松山陽子

大阪市立大学生活科学部住居学科卒業後、まちづくりコンサルタント会社に勤務。商店街の活性化などに携わる。その後、会計事務所、飲食チェーン本部経理を経て、講師業・コンサル業として独立。
元力士である夫が店を始めて大苦戦する中で、「魅力を伝える」ことの大切さに気づき、POP、チラシ、販促ハガキ等を工夫してV字回復を遂げる。
現在は、その経験を生かし、集客をテーマにした講演に力を入れている。
一方で、CFP(日本ファイナンシャルプランナー協会認定上級資格)として、税金・社会保険・相続等の講演も展開。さらには趣味と実益を兼ねて、クロスワード作家、相撲研究家としても活動しており、こうした雑学やユーモアを盛り込みながらのセミナーは、「楽しかった」「時間があっという間だった」と各所から好評を得ている。

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