三綱領に見るコンプライアンス


先週に某企業でコンプライアンス研修を行った。

その企業は財閥系の食品加工会社である。冒頭に、その財閥系グループで引き継がれている「三綱領」を紹介した。それは、

  所期奉公

  処事光明

  立業貿易

である。

分かりやすく表現すると、

所期奉公 事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する
処事光明 公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する
立業貿易 全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る

 

となる。

その財閥系企業に属するわけではない私ではあるが、なるほどと腑に落ちる言葉である。

コンプライアンス研修とどんな関連があるのかと疑問を持った人がいるかもしれないが、三番目にある「処事光明」は、まさにコンプライアンス違反を起こさず、フェアプレイに徹することが、企業に指針となっている。

驚くべきは、この三綱領が戦前の1930年代に制定されたことである。コンプライアンス順守が強く企業経営に訴えられてきたのが、この30年ほどだと認識すれば、この先見の明には驚かされる。