人事考課者研修(社会福祉法人)の事例


研修実施の背景

当法人は、東京都で保育所を数か所経営している社会福祉法人です。

東京都では、社会福祉法人には人事考課制度の導入を義務づけるという指導が行われ、当法人も人事考課制度を導入したばかりです。しかし、その運用面ではまだまだの面が否めません。人事考課制度の理解や、実際にどのように人事考課するのはなど、具体的にはこれからだという段階です。

そこで、まずは管理者向けに人事考課者研修を行って、せっかく導入した制度を実効ある制度にしていきたいと考えています。

管理者といっても、保育士の経験しか知らない人ばかりですし、人を評価するとはどんな面を見るのか、その評価の影響にも思いが至らないという状態です。

研修の狙い

  • 新たなに導入した人事考課制度の理解を深める
  • 人事考課に際して、部下のどのような面を観察し、その結果どのように評価するのか理解する
  • 人事考課面談には、どのような態度で接し、どのような話を行うのか実感する

研修カリキュラム

3時間

研修内容 研修手法
オリエンテーション
事前確認テスト

  • 個人演習・解説
個人別チェック、解説
人事考課制度概要

  • 当法人の人事制度と考課制度
講義
考課者が陥りやすいエラー

  • 考課者が陥りやすい間違いとは
講義
人事考課演習

  • 個人別評価、グループ討議、発表、フィードバック
個人ワーク

メンバーワーク

発表(代表者)

人事考課面接の進め方 講義、ロールプレイ
事後確認テスト 個人別チェック、解説
クロージング

  • 全体まとめ、Q&A

成果と今後の取り組み(講師所感)

保育士さんが多く、その意味で和気あいあいという雰囲気で研修を進められました。全員が講師の話に熱心に耳を傾け、受講者同士の討議でも忌憚のない意見が飛び交っていました。

というもの、実際に人事考課制度がスタートし、近日中に評価をしなければいけないという事情があったことが影響していたのだと思います。

現実の話しとしては、人が人を評価するということは、大変に重いことでストレスがたまる仕事でもあり、できれば避けたいという人がいても当然なことです。しかも、正解がありそうでないかも知れないことです。このようなことに挑んでいただいた方に敬意を表します。

人事考課者研修というものには、完成形がありません。常に人は変化しますし、研修の事例で評価したとしても、職場に同じ人は存在ないからです。だから繰り返し実践し、あるいは繰り返し研修することも必要になります。

また、被人事考課者研修と組み合わせることで、徐々に組織としての人事考課が完成に近づくことになります。